(それからカリマお姉様も、わたくしの嫁ぎ先も決まることはありませんでしたけれど……)
父はただシャルレーヌをサンドラクト王国から早々に追い出したいだけだろう。
しかし嫁いだ国が、次々とサンドラクト王国のものになったのは事実だ。
次の嫁ぎ先は、しばらく決まらないと思ったが予想外の提案だ。
「もうお願いだから黙って嫁いでくれ。一生のお願いだから……!」
「……ウフフ、お父様ったら。またつまらない嫁ぎ先だったら許しませんわよ?」
「…………もしすぐに奴らがダメになったら?」
「三度目は全員縊り殺して城に吊るしますわ」
シャルレーヌは柔らかい笑みを浮かべながら答えた。
父は胃の辺りを何度も撫でる。
「…………やめてぇ」
か細い呟くような声が聞こえたような気がしたが、こちらには関係ない。
貫禄のある体躯が身を縮めている姿はなんともかわいらしい。
(もう三度目ですもの。楽しめたらと嫁ぎましたけれど、さすがに飽きましたわ)
父はただシャルレーヌをサンドラクト王国から早々に追い出したいだけだろう。
しかし嫁いだ国が、次々とサンドラクト王国のものになったのは事実だ。
次の嫁ぎ先は、しばらく決まらないと思ったが予想外の提案だ。
「もうお願いだから黙って嫁いでくれ。一生のお願いだから……!」
「……ウフフ、お父様ったら。またつまらない嫁ぎ先だったら許しませんわよ?」
「…………もしすぐに奴らがダメになったら?」
「三度目は全員縊り殺して城に吊るしますわ」
シャルレーヌは柔らかい笑みを浮かべながら答えた。
父は胃の辺りを何度も撫でる。
「…………やめてぇ」
か細い呟くような声が聞こえたような気がしたが、こちらには関係ない。
貫禄のある体躯が身を縮めている姿はなんともかわいらしい。
(もう三度目ですもの。楽しめたらと嫁ぎましたけれど、さすがに飽きましたわ)



