そして目の前で威圧感を放っている大きな扉が開く。
長いレッドカーペットには、こちらを見下すように座っている皇帝のヴィクトールとその周辺には偉そうな男性たちが並んでいる。
この部屋に入る前はシャルレーヌに鋭い視線を送っていたが、姿を見た途端、驚きに変わった。
余裕の表情を崩すことなく、ドレスの裾を掴んでカーテシーを披露する。
「皇帝陛下に拝謁いたします。サンドラクト王国からまいりました。シャルレーヌと申します」
「…………顔を上げろ」
「失礼いたします」
薄ピンクのドレスに小柄な体。ぱっちりとした目にほんのりと色づく唇。
プラチナゴールドの髪は緩く結えており、多少の化粧を施しているが、濃くはない。
シャルレーヌが顔を上げて、柔らかい笑みを浮かべると辺りが騒ついた。
「そんなに注目されると恥ずかしいですわ。わたくし、あまり人前に慣れていませんの……」
シャルレーヌの言葉にバッと音が聞こえるほどに顔を逸らす男性たち。
咳払いも遠くから聞こえてきた。
中にはほんのりと頬を赤ている者もいる。
(サンドラクト王国出身とは思えないと言いたいのでしょうね。表情がわかりやすくて何よりですわ)
カリマは表に出ることとあるが、シャルレーヌは滅多に表に出ることはない。
シャルレーヌは瞼を伏せつつ、手のひらを口元に当てて軽く咳をする。
(やはりまだ回復はしていませんわね)
長いレッドカーペットには、こちらを見下すように座っている皇帝のヴィクトールとその周辺には偉そうな男性たちが並んでいる。
この部屋に入る前はシャルレーヌに鋭い視線を送っていたが、姿を見た途端、驚きに変わった。
余裕の表情を崩すことなく、ドレスの裾を掴んでカーテシーを披露する。
「皇帝陛下に拝謁いたします。サンドラクト王国からまいりました。シャルレーヌと申します」
「…………顔を上げろ」
「失礼いたします」
薄ピンクのドレスに小柄な体。ぱっちりとした目にほんのりと色づく唇。
プラチナゴールドの髪は緩く結えており、多少の化粧を施しているが、濃くはない。
シャルレーヌが顔を上げて、柔らかい笑みを浮かべると辺りが騒ついた。
「そんなに注目されると恥ずかしいですわ。わたくし、あまり人前に慣れていませんの……」
シャルレーヌの言葉にバッと音が聞こえるほどに顔を逸らす男性たち。
咳払いも遠くから聞こえてきた。
中にはほんのりと頬を赤ている者もいる。
(サンドラクト王国出身とは思えないと言いたいのでしょうね。表情がわかりやすくて何よりですわ)
カリマは表に出ることとあるが、シャルレーヌは滅多に表に出ることはない。
シャルレーヌは瞼を伏せつつ、手のひらを口元に当てて軽く咳をする。
(やはりまだ回復はしていませんわね)



