サンドラクト国王が魔法を毛嫌いしているため、王国では魔法や魔導具を使うことを禁止されていた。
そうして暮らしてきたが、ここでは真逆。すべてを魔法で賄っている。
だから魔力を持たなければ、部屋のランプで灯りをつけることすらできないというわけだ。
「灯りはいらないわ。それよりも窓は隙間なく塞げるようにしてちょうだい」
「かしこまりました」
「それと喉が渇いたわ。紅茶が飲みたい……」
「すぐに用意いたします」
(こうなってくると不便ですわね。ルイが紅茶を淹れるのにも苦労するでしょうね)
水を出すことや火をつかうことも魔力を使うのだとしたら……。
ロミとルイにはそれすら難しいかもしれない。
それがわかっていていたのか兄にはいろいろと便利な道具を用意してもらって正解だった。
(……ふふっ、楽しくなりそう)
シャルレーヌは椅子に腰掛けて一息ついていた。
しばらくすると、こちらに近づいてくる足音とワゴン。
ロミが扉を開くと、水でびしょ濡れになったルイの姿があった。
しかし彼女は無表情で、そのまま部屋の中へ。
近くにあった凹みがあるバケツにスカートの水を絞った。
そうして暮らしてきたが、ここでは真逆。すべてを魔法で賄っている。
だから魔力を持たなければ、部屋のランプで灯りをつけることすらできないというわけだ。
「灯りはいらないわ。それよりも窓は隙間なく塞げるようにしてちょうだい」
「かしこまりました」
「それと喉が渇いたわ。紅茶が飲みたい……」
「すぐに用意いたします」
(こうなってくると不便ですわね。ルイが紅茶を淹れるのにも苦労するでしょうね)
水を出すことや火をつかうことも魔力を使うのだとしたら……。
ロミとルイにはそれすら難しいかもしれない。
それがわかっていていたのか兄にはいろいろと便利な道具を用意してもらって正解だった。
(……ふふっ、楽しくなりそう)
シャルレーヌは椅子に腰掛けて一息ついていた。
しばらくすると、こちらに近づいてくる足音とワゴン。
ロミが扉を開くと、水でびしょ濡れになったルイの姿があった。
しかし彼女は無表情で、そのまま部屋の中へ。
近くにあった凹みがあるバケツにスカートの水を絞った。



