ヴィクトールにこのことを指摘されるとは夢にも思いもしなかったはずだ。
二人の関係がどのくらいかは知らないが、彼女の本性を知っているからこそだろう。
泣き落としで流せればよかったが、そうはいかなかった。
「で、でも……陛下に一番相応しいのはわたくしだから」
「なぜ毒殺しようとしたと聞いてるんだ。彼女を失えば、サンドラクト国王はどう動く?」
「毒殺なんてとんでもない! わたくしはただ……それにもし毒でもわたくしは治すことができる特別な力を持っていますからっ」
「捕えろ」
「嫌……っ、いやよ……わたくしは絶対に認めない!」
涙を流すアナベルと目が合った。
騎士たちに捕らえられた彼女は体をよじり抜け出すと、ヴィクトールの元へ手を伸ばす。
「陛下を闇から救い出せるのは、わたくしの聖魔法しかありません!」
「……早く会場の外へ」
テネブルはアナベルに敵意をむき出しにしていた。
「わたくしが証拠を見せますわ! わたくしだって闇魔法に……っ」
アナベルはテネブルの触手を抱きしめるようにして影に触れた。
腕が半分ほどが飲み込まれただろうか。
二人の関係がどのくらいかは知らないが、彼女の本性を知っているからこそだろう。
泣き落としで流せればよかったが、そうはいかなかった。
「で、でも……陛下に一番相応しいのはわたくしだから」
「なぜ毒殺しようとしたと聞いてるんだ。彼女を失えば、サンドラクト国王はどう動く?」
「毒殺なんてとんでもない! わたくしはただ……それにもし毒でもわたくしは治すことができる特別な力を持っていますからっ」
「捕えろ」
「嫌……っ、いやよ……わたくしは絶対に認めない!」
涙を流すアナベルと目が合った。
騎士たちに捕らえられた彼女は体をよじり抜け出すと、ヴィクトールの元へ手を伸ばす。
「陛下を闇から救い出せるのは、わたくしの聖魔法しかありません!」
「……早く会場の外へ」
テネブルはアナベルに敵意をむき出しにしていた。
「わたくしが証拠を見せますわ! わたくしだって闇魔法に……っ」
アナベルはテネブルの触手を抱きしめるようにして影に触れた。
腕が半分ほどが飲み込まれただろうか。



