シャルレーヌはヴィクトールからプレゼントされたストロベリーピンクのドレスを眺めながら考えていた。
かわいらしさの中にも高級感のある生地。一目見ただけで手が込んだドレスだと理解できる。
それにシャルレーヌによく似合うだろう。
一緒に用意されていた宝石も、宝石の採掘や加工を行っているサンドラクト王国でも見たことがないほどに上質なものだ。
それだけ今回のことは、ヴィクトールにとっては喜ばしい出来事だったのだろうか。
アナベルは妃としてこれからも顔を合わせるだろうが、シャルレーヌに恨みを持っているに違いない。
パーティーまでは何を仕掛けているかわからないため、警戒することに越したことはないだろう。
(この制度どうにかならないのかしら、生殺し状態で可哀想に……)
アナベルを妃から下すべきだとの声が高まっている。
それに今回のパーティーでは帝国民の支持が多いアナベルが出席する予定だったものだ。
ヴィクトールは場所にあった妃たちをパートナーとして公務に出たり、パーティーに出席しているそうだ。
その回数がエマニュエルとアナベルが一番多かったのだろう。
(となれば、今回選ばれなかっなアナベル様は悔しかったでしょうね)
事実上、謹慎している最中にシャルレーヌが出席。
サンドラクト王国からやってきたシャルレーヌのお披露目にもなり、注目度はかなり高いそうだ。



