「フッ……アハハハッ!」
アナベルは思わず噴き出すように笑っていた。
しかしシャルレーヌは微笑みを崩さない。
「リリー」
シャルレーヌは何故かリリーの名前を呼んだ。
今まで震えて動けなかった彼女は、名前を呼ばれたことで大きく肩を揺らした。
彼女はアナベルの元侍女だった。
そして眠れなかったという意味のわからない理由で裏切った張本人である。
(まさかこの子に証言してもらおうというの? あははっ、裏切り者を信じる奴なんてこの帝国にはいないもの)
何を言っても彼女たちの立場が覆ることはない。そう確信していた。
「そろそろカーテンを開けてくださる?」
「は、はい!」
「……カーテン?」
暗闇に目が慣れてきて、なんとなく互いの顔が見えているだけ。
今更カーテンを開けたからといって何かが起こるとは思えなかった。
シャルレーヌはじっと同じ場所を見ている。
(こんなやり方をしてくるなんて……さすがサンドラクト王国よね。いかれてるわ)
リリーはいろいろな場所にぶつかりながらもカーテンに手をかける。
ゆっくりとカーテンを開けると徐々に光が漏れた。
想像よりもずっと広い物置部屋や明るくなった。
ここで自分の頬の赤みを披露しようとでもいうのか。
しかしシャルレーヌの視線の先を見た瞬間、アナベルは何が起こったのか理解できなかった。
アナベルは思わず噴き出すように笑っていた。
しかしシャルレーヌは微笑みを崩さない。
「リリー」
シャルレーヌは何故かリリーの名前を呼んだ。
今まで震えて動けなかった彼女は、名前を呼ばれたことで大きく肩を揺らした。
彼女はアナベルの元侍女だった。
そして眠れなかったという意味のわからない理由で裏切った張本人である。
(まさかこの子に証言してもらおうというの? あははっ、裏切り者を信じる奴なんてこの帝国にはいないもの)
何を言っても彼女たちの立場が覆ることはない。そう確信していた。
「そろそろカーテンを開けてくださる?」
「は、はい!」
「……カーテン?」
暗闇に目が慣れてきて、なんとなく互いの顔が見えているだけ。
今更カーテンを開けたからといって何かが起こるとは思えなかった。
シャルレーヌはじっと同じ場所を見ている。
(こんなやり方をしてくるなんて……さすがサンドラクト王国よね。いかれてるわ)
リリーはいろいろな場所にぶつかりながらもカーテンに手をかける。
ゆっくりとカーテンを開けると徐々に光が漏れた。
想像よりもずっと広い物置部屋や明るくなった。
ここで自分の頬の赤みを披露しようとでもいうのか。
しかしシャルレーヌの視線の先を見た瞬間、アナベルは何が起こったのか理解できなかった。



