一歩でも動けば殺されてしまう……そんな気がして全身から力が抜けていく。
部屋には静寂が流れていく。時間が止まったように感じた。
「いきなり殴るなんて……ひどいですわ」
「…………っ」
そう言った彼女の唇が大きな弧を描いているのが見えた。
そして首に感じる冷たい感覚。
違和感と共に何が当てられているのがわかった。
動かないまま視線を向けると、ぼんやりと見える腕とキラリと光る金属。
鋭い何かが肉に食い込んでいくのがわかった。
音もなくシャルレーヌの侍女と侍従がアナベルの首と腹に武器を突きつけている。
「……っ!?」
彼らは一切、表情を変えないと聞いていたが、今は怒りに顔を歪めていた。
喉が引き攣って声が出ない。
アナベルが抵抗した瞬間に食い込んでいるものが、喉と腹を突き刺すのではないかと思った。
後ろで悲鳴を上げた侍女たちが何か叫んでいる。
緊張と恐怖から冷や汗が滲んでいく。
「あなたたち、ダメよ……?」
「「…………」」
シャルレーヌの一言で武器が少しだけアナベルから離れていく。
しかし怒りは収まらないのか、彼らは不満を露わにしてこちらを睨みつけているではないか。
「ロミ、ルイ…… おやめなさい」
シャルレーヌが名前を呼ぶと彼女はアナベルを睨みつけたまま後ろに下がった。
やはり刃が尖ったナイフのようなものを突きつけられていたようだ。
それが視界に入った瞬間、ゾワリと鳥肌が立つ。
彼女は乱れた髪を整えつつ、薄い唇を開いた。
部屋には静寂が流れていく。時間が止まったように感じた。
「いきなり殴るなんて……ひどいですわ」
「…………っ」
そう言った彼女の唇が大きな弧を描いているのが見えた。
そして首に感じる冷たい感覚。
違和感と共に何が当てられているのがわかった。
動かないまま視線を向けると、ぼんやりと見える腕とキラリと光る金属。
鋭い何かが肉に食い込んでいくのがわかった。
音もなくシャルレーヌの侍女と侍従がアナベルの首と腹に武器を突きつけている。
「……っ!?」
彼らは一切、表情を変えないと聞いていたが、今は怒りに顔を歪めていた。
喉が引き攣って声が出ない。
アナベルが抵抗した瞬間に食い込んでいるものが、喉と腹を突き刺すのではないかと思った。
後ろで悲鳴を上げた侍女たちが何か叫んでいる。
緊張と恐怖から冷や汗が滲んでいく。
「あなたたち、ダメよ……?」
「「…………」」
シャルレーヌの一言で武器が少しだけアナベルから離れていく。
しかし怒りは収まらないのか、彼らは不満を露わにしてこちらを睨みつけているではないか。
「ロミ、ルイ…… おやめなさい」
シャルレーヌが名前を呼ぶと彼女はアナベルを睨みつけたまま後ろに下がった。
やはり刃が尖ったナイフのようなものを突きつけられていたようだ。
それが視界に入った瞬間、ゾワリと鳥肌が立つ。
彼女は乱れた髪を整えつつ、薄い唇を開いた。



