サンドラクト王国のシンボルでも空の王者でもあるワシ。
代々、サンドラクト国王となるものはワシと心を通わせてこそだと言われている。
「カリナお姉様はいつでも邪魔者を排除できるように何匹か肉食獣を従えております。死体が残らず骨までペロリと平らげるので圧巻ですわ。フェランお兄様は狼たちでとても頭がいいのですよ? チームワークもバッチリで番犬にもなりますし、噛み付いたら相手の腕や足がもげるまでは絶対に離しません」
「…………」
「そうそう、今年八歳になるグレゴリーは虫や植物全般に長けていて毒殺ならお手のものですわ。忍び寄って一撃なんですもの。ですがわたくしは一瞬の苦しみで死んでしまうのはどうかと思いますけれど……」
淡々と語るシャルレーヌにモルガンは言葉を失い、ガタガタと体を震わせている。
オノレは感心するように「素晴らしい」と、呟きながら頷いていた。
「ちなみに、わたくしの蝙蝠たちは帝国にも潜んでおりますわ。その子たちに情報収集をお願いしております」
「情報収集……なるほどな」
「わたくしはじっくりじっくり追い詰めていく派ですわ。そうでなければすぐに壊れてつまらなくなってしまうでしょう?」
ヴィクトールは相変わらずの無表情で、何を考えているのかさっぱりだ。
しかし家族たちの話をしたことで、サンドラクト王国ではそれが普通だと思ってくれたようだ。
その能力はナリニーユ帝国では『魔法』と呼ぶのかもしれないが、サンドラクト王国では王族であれば当然のように持っている能力だ。
「そろそろお部屋に戻りたいのですが、よろしいでしょうか?」
代々、サンドラクト国王となるものはワシと心を通わせてこそだと言われている。
「カリナお姉様はいつでも邪魔者を排除できるように何匹か肉食獣を従えております。死体が残らず骨までペロリと平らげるので圧巻ですわ。フェランお兄様は狼たちでとても頭がいいのですよ? チームワークもバッチリで番犬にもなりますし、噛み付いたら相手の腕や足がもげるまでは絶対に離しません」
「…………」
「そうそう、今年八歳になるグレゴリーは虫や植物全般に長けていて毒殺ならお手のものですわ。忍び寄って一撃なんですもの。ですがわたくしは一瞬の苦しみで死んでしまうのはどうかと思いますけれど……」
淡々と語るシャルレーヌにモルガンは言葉を失い、ガタガタと体を震わせている。
オノレは感心するように「素晴らしい」と、呟きながら頷いていた。
「ちなみに、わたくしの蝙蝠たちは帝国にも潜んでおりますわ。その子たちに情報収集をお願いしております」
「情報収集……なるほどな」
「わたくしはじっくりじっくり追い詰めていく派ですわ。そうでなければすぐに壊れてつまらなくなってしまうでしょう?」
ヴィクトールは相変わらずの無表情で、何を考えているのかさっぱりだ。
しかし家族たちの話をしたことで、サンドラクト王国ではそれが普通だと思ってくれたようだ。
その能力はナリニーユ帝国では『魔法』と呼ぶのかもしれないが、サンドラクト王国では王族であれば当然のように持っている能力だ。
「そろそろお部屋に戻りたいのですが、よろしいでしょうか?」



