四人は口々にサンドラクト王国の評判や文句を口にする。
しかし皇帝がカップを持ち上げて、紅茶を飲んだ後にやや乱暴にソーサーに置いたことで再び部屋が静かになる。
「嫁いでくるのはシャルレーヌ・ド・サンドラクト、第二王女だ」
その言葉に彼女たちは目を合わせた。
「彼女、病弱……聞いたことある」
「私も噂で聞いたことあります。第二王女は病弱で表舞台には出ていないはずです。二度も嫁ぎ先から国に帰ってきたのでしょう?」
「たしかその二国はサンドラクト王国に吸収されたとか。サンドラクト国王が溺愛しているのですのよね? 魔性の美女、絶世の美女と呼ばれていると聞いたことがありますわ」
「訳あり王女を寄越すなんて……やはり野蛮な国は考えることが違いますわね。わたくし、怖いですわ」
シャルレーヌがどんな人物なのか、誰も顔を合わせたことがないため知らなかった。
ただ一つだけ確かな情報は、彼女が嫁いだ二国はなくなりサンドラクト王国になったということ。
その噂は周辺の国々に回っていた。
一時期、ナリニーユ帝国でもシャルレーヌの噂が一人歩きしていた。
しかし皇帝がカップを持ち上げて、紅茶を飲んだ後にやや乱暴にソーサーに置いたことで再び部屋が静かになる。
「嫁いでくるのはシャルレーヌ・ド・サンドラクト、第二王女だ」
その言葉に彼女たちは目を合わせた。
「彼女、病弱……聞いたことある」
「私も噂で聞いたことあります。第二王女は病弱で表舞台には出ていないはずです。二度も嫁ぎ先から国に帰ってきたのでしょう?」
「たしかその二国はサンドラクト王国に吸収されたとか。サンドラクト国王が溺愛しているのですのよね? 魔性の美女、絶世の美女と呼ばれていると聞いたことがありますわ」
「訳あり王女を寄越すなんて……やはり野蛮な国は考えることが違いますわね。わたくし、怖いですわ」
シャルレーヌがどんな人物なのか、誰も顔を合わせたことがないため知らなかった。
ただ一つだけ確かな情報は、彼女が嫁いだ二国はなくなりサンドラクト王国になったということ。
その噂は周辺の国々に回っていた。
一時期、ナリニーユ帝国でもシャルレーヌの噂が一人歩きしていた。



