王子は姫を愛して止まない

俺も強く抱き締め返した。

強く強く宝物を扱うように優しく大切に抱き締めた。

胸の辺りがひんやりと冷たくて姫乃が泣いているのが全身から伝わってくる。

俺は姫乃を強く抱き締めながら思った。

ずっと俺だけを頼ってくれればいい。俺にだけずっと甘えてくれれば良い。

君のためならどこまでだってどこにだって行くから。

俺の側にだけいて、愛しい姫乃。