王子は姫を愛して止まない

ガタンゴトンと音をたてて電車が車窓の景色を置いて走る。

混み合った空間で姫乃を守りたい、他のやつらを近付けたくないのに…。

あまりに可愛くて遂行できるか不安になってくる。

いや、かっこいいってなんだよ…。

もう好きすぎて苦しい。

けど、この感情は限度を知らなくて、俺はただ愛おしさが増すばかりだ。

心配そうに揺れる桃色の瞳も、柔らかくて長いピンクブラウンの髪もかすかに触れてピクリと反応してしまう。

目を閉じたって他の五感が鋭くなってしまう。