王子は姫を愛して止まない

「そんな顔しないで?困らせたい訳じゃない。それに心配しないで?」

俺の言葉に姫乃のは可愛らしくきょとんする。

「これから俺に惚れさせるから」

これは決定事項。
何がなんでも俺無しじゃ生きていけないくらいぐだぐだになってもらう。

姫乃の側には俺だけがいれば良いんだから。

姫乃は俺の中に渦巻くどす黒い感情に欠片も気付かず、顔を真っ赤にして反らした。

あまりの可愛さに笑みがこぼれて、なおさら愛しくなった。

俺が姫乃を好きで好きで堪らないように、姫乃も俺だけに溺れてほしい。

それだけが俺の願いだから。