王子は姫を愛して止まない

今は心が不安でいっぱいだけれど分かっている。

今私が思っているようなことはきっと無い。

実風くんはそんな不誠実な人じゃない。

実風くんの気持ちを疑いたくないっ…。

前にも同じようなことがあった。私の勘違いで実風くんを傷付けた。

一時期溝のようなものが出来てしまった。

私は自分の頬を伝うものに気付かない振りをして歯を食い縛った。

「きっと何か事情がある…私は実風くんを信じるっ…」

そう思っているのに、不安に苛まれて涙が止まらない。