王子は姫を愛して止まない

今日は金曜日だ。

そして来週の火曜日からは冬休み。

教室はどこかそわそわした様子で日常を送っていた。

「雛ちゃん。今日は一段とご機嫌だね。穂山先輩と何かあった?」

私は内心心配していた。

穂山先輩は3年生だから、もう少しで卒業してしまう。

雛ちゃんはすごく寂しくなってしまうのではないか…というのは杞憂だったらしい。

「ふふふっ姫乃ちゃん。聞いてくれるのを待ってたよ。実はね実はね!」

前のめりになる雛ちゃんをなだめつつ相槌を、うって先を促した。

すると嬉しそうに語り始めた雛ちゃん。