王子は姫を愛して止まない

私は電話越しに首を捻る。

『今度会ったとき100倍にしてし返すから。覚悟してて』

「っ…!」

『じゃあまたね。楽しみにしてる』

「ま、また…」

プツリと電話が切れた後、自分の耳に残る熱っぽい声音で心臓がうるさい。

「実風くんのばか…」

言葉とは裏腹に来たいのこもった声が部屋の静寂に溶けた。

2日後の月曜日昼食の時間に5限が始まるギリギリまで思考がどろどろになるまで求められた。