王子は姫を愛して止まない

そう言った実風くんの顔はやっぱり意地悪だった。


土曜日なので泊まることもできたけれど、それは失礼すぎると、私が断固として譲らなかったので実風くんが折れて、また今度、という話しにおさまった。


「実風くん昨日も今日もありがとう。それに送ってもらっちゃってごめんね。気を付けて帰ってね」

実風くんはニコッと微笑むと頷いた。

「うん、ありがとう。俺も姫乃と一緒に過ごせて楽しかったし、嬉しかった。また来てね」

そう言ってくれる実風くんに自然と頬が緩んだ。