王子は姫を愛して止まない

その苦しそうな顔に胸が締め付けられた。

姫乃が学校じゃ見せない、しんどそうな顔。
きっと言うことには勇気がいるんだろう。

「話してくれてありがとう。嬉しい」

「…私も聞いてもらえて少し楽になった。ありがとう」

姫乃は笑顔を向けてくれてその後餃子を食べていると少しずついつもの笑顔に戻って、よかったと思った。

食べていると一つ吹き出しそうになるような激痛が口内に広がった。

「ヴッ…」

「実風くん?どうしたの?大丈夫!?」

俺が目を赤くして涙めになっているからだろう。姫乃は心配そうに駆け寄ってきてくれた。