王子は姫を愛して止まない

「…そう…なんだ…」

姫乃の唖然とした顔が少しずつ曇っていく。

「私には…聞かないのに…。私と関わらないようにしてるのかな?わざわざ実風くん通すなんて…」

その言葉に俺はうーんと唸った。

「というよりは、姫乃のお母さんも後ろめたいんじゃない?」

「後ろめたい?」

机の上に鉄板を用意して、包んだ餃子を乗せて蓋をするとジューッと音がする。

2人とも鉄板を挟んで座った。

「そう。なんか聞いてくる顔も思い詰めた顔してたし…。それでも姫乃の事が気になったんだろうね。俺を通してでも聞くくらい」