王子は姫を愛して止まない

ただそこにいた。


「じゃあ兄さんありがとう。おやすみ」

『みっ、みかっ、実風ぇえ!良い子になったなぁ!』

「そう言われるほど歳はなれてないでしょ?」

『そうだげどなあ!それでも…』

「あー、何?ごめんにーさん聞こえな~い。おやすみ~」

『え、ちょっ!実風…ブチ…プープー…

一方的に電話を切った様子の実風くんはふうと一つため息をついた。

けど、どこかすっきりしたような顔がそこにあって、良かったなぁと思った。