王子は姫を愛して止まない

するとニヤリと笑みが向けられて胸が否応なしに高鳴る。

「姫乃の影響だろうね」

「え、私?」

な、なんで…?

けれど、この中で理解していないのは私だけらしく、穂山先輩も雛ちゃんも深々と頷いている。 


「雪下さん、弟が迷惑をかけていると思うんですが、末永くよろしくお願いします」

突然のかしこまった態度に私もバッと頭を下げる。

「い、いえ!こちらこそいつも感謝してもしきれないくらいでっ」