王子は姫を愛して止まない

「ふぁっ」

驚いて振り返ると、そこにはひとさじの狂喜をはらんだ瞳でニヤリと笑って私を見下ろしている実風くんがいた。

「なんか俺の彼女がすごく可愛いことばっかしてるんだけど、どういうつもりかな?」

「ふぇっ!?」

か、可愛いこと?

「ねぇ、俺の席座って、何考えてたの?」

っ…!

「そ…それは…」

恥ずかしすぎて頬が紅潮する。

赤いのが分かる。