王子は姫を愛して止まない

捲し立てるように褒められて、どんどん頬が紅潮していく。

「え、えと…私が悪かったからもう止まって…」

そう言っているのに、頬に大きな手が重ねられて、見つめられると、もうこれ以上何も言えない。

「どんな顔も全部俺だけが見てたい。姫乃の可愛い顔…他のやつに見られたら…」

鬼の形相でそこまで言って、パッとまるで違う明るい表情をする実風くん。

「さっ、食べようか。とにかく、姫乃は可愛すぎるから色々気をつけてね」

変わりようが最早怖い…何があるんだろう?

…色んな意味で、気を付けよう…。