王子は姫を愛して止まない

「ああーマジで最高夢みたい。その顔を状況も最高すぎ。本当に、愛してる姫乃」

そう言ってちゅっと額にキスが落とされる。
なんだか実風くんの瞳が怪しいような…なんだか狂喜をはらんだように見えて一瞬ゾクッとした。

けれど、言葉は甘くて、私を溶かす。

実風くんの黄金色の髪が日光に照らされて輝いているのに、本人の目は、最初にここにつれてこられた時みたいに真っ黒で、何を考えているのか分からない。

ただ私に回された腕に力が入る。

「実風くん、ご飯食べよう?」

そう言うとふふって笑った実風くんは私に回していた腕を離した…片方だけ。