王子は姫を愛して止まない

隣の椅子に腰を下ろそうとすると、バッと実風くんに引っ張られて、実風くんの脚の間に座らされる。

「えっ、え!?」

訳が分からずパッと振り向くと…

「んっ」

突然唇が重なって、目を見開く。

後ろから抱き締められながらキスが少しずつ深くなる。

「んっ…ふぁ、ぁ…」

啄むようなキスを受けて、気が付けば上半身を完全に実風くんに預けていた。

名残惜しそうに唇が離れて、苦しかった息を整える。

はぁはぁと必死に息を吸っている私に対して、実風くんは、余裕そうな意地の悪い笑みを浮かべている。