王子は姫を愛して止まない

それから授業に集中できず、何も考えられないまま事務的に板書をしているとチャイムが鳴った。

昼食時なこともあって、皆先生が話しきるより早くノートや教材を片付け出す。

各位う私もそわそわして落ち着かず、周りよりも一歩早く片付け終わってしまった。


ちらっと横を見ると、実風くんはいつも通りに片付けていて、落ち着かない自分が恥ずかしい。

穂山先輩と食べることは知っていたけれど、雛ちゃんに一応スマホで実風くんと一緒に食べる旨を伝えておいた。

実風くんの方を横目で見ると、じっとこっちを見ていて目があってしまった。