王子は姫を愛して止まない

パッと視線を反らして、俯く、授業開始のチャイムが聞こえて、ノートを開いた。



何度かチャイムが鳴って、四限目。

私は少し考えたあと、ノートに文字を書いて実風くんに向けた。

今朝からと考えると遅くなってしまって、申し訳ないけれど、私だって伝えたい。

『私も好き』

こんな端的な言葉に、どれだけの気持ちが込められているのか、実風くんはちゃんと受け取ってくれたようだった。

目を見開いて固まってしまっている。