One year left -家族ごっこ-

「……どうして?」


理由が分からず、眉をひそめた。


「なんで?待ってたらダメなの?」


「萩花、いつの間に合月くんとそんなに仲良くなったの!?」


凛が叫ぶ。


「まさか付き合ったんじゃないよね!?」


希保も叫ぶ。


「義姉弟だよ?有り得ないから」とため息をつくと、「彼氏だけど」と碧くんが有り得ないことを言った。


「えぇ!?」と三人がフリーズする。


「ちょっと、何言って……!」


私は焦って彼の服を引っ張ったけれど、碧くんは微動だにしない。


「この前、あんなことしてきたのに。あんたは付き合ってもない男に、あんなことするの?」


「ちょっと……!」


顔から火が吹き出たように熱くなる。