One year left -家族ごっこ-

ふと時計が目に入る。


「あ、そろそろ行かないと……」


「俺もだ」


バイトの時間が近づいて、急いで片付ける。


蓮己さんのおかげでプリントの答えは全て埋まっていた。


「教えてくれてありがとうございました」


「このくらい、いつでも教えるよ」


自転車置き場まで一緒に行って、校門で別れた。


この日から、毎日蓮己さんと一緒に課題をするようになった。


水曜日を除いて。