One year left -家族ごっこ-

大っ嫌い。


心の中で悪態をついて気持ちを落ち着かせる。


碧くんがいなくなってしばらくして、私もゆっくりとリビングへ戻った。


「萩花ちゃん、遅かったね。部屋は気に入ってくれたかな?」


おじさんが私に気づいて笑いかける。


「はい!広くて、綺麗で、ビックリしました」


嫌悪感で、碧くんのほうは見なかった。


その後は、私の涙は何だったんだって思うくらいに同居の話はポンポンと進み、後日、引っ越しはスムーズに完了した。