One year left -家族ごっこ-

寂しいなんて、私が思う資格はない。


ベッドに横になると、さっき碧くんに言われたことを思い出す。


私にグレーの部分があるのなら、それは間違いなくお父さんのことだった。


幼稚園の時に車道に飛び出した私をかばって、お父さんは車に轢かれて死んだ。


布団を頭からかぶる。


「あんたのせいで、お父さんは死んだのよ」


お母さんが泣き腫らした目で私を睨んだ。


「……あんたが死ねば良かったのに」


そして、枯れ果てた声でそう言った。


お父さん、お母さん、ごめんなさい……


いくら謝っても許されない。


涙がとめどなく流れていく。