CiElの人気にヒビが入ってもまた一から活動して人気を取り戻す努力をする、って自分の中で勝手に思っていた。あれだけ苦労して嫌な仕事も沢山乗り越えてきて獲得できたのに……。
そっか。
「お、おい! 星宮!」
CiElがなくなると分かって自然と溢れてきたのは怒りでも悲しみでもなく、止められない涙だった。
「澪は何て言ってるんですか」
「陽葵を面倒だって言ってな。CiElとして活動してもいいがその中に陽葵の存在が無ければと言っていた。陽葵がいるなら自分が抜けると」
「皆、結構自分勝手なんだね。周りのこととか一番に考えないといけないファンの存在とかそういうの無視して、一人の男を理由に解散とか。ダサいんんだけど」
二人がその気なら私が反対しても意味がない。
不仲のままCiElを続けてもファンに申し訳ないから。
「顔を上げてマネージャー。二人がその気なら解散するしかないよ。だってCiElは望月澪と春夏冬陽葵と星宮七海の三人でCiElだから。誰一人かけてはいけない。一人が辞めるなら皆でってグループ結成の時に約束したからさ」
望月の月と陽葵の陽、そして星宮の星。どれも空に関係するからグループ名がCiElになった。一人抜けて活動しても意味がない。夏休みの間に気持ちが変わらなければCiElは解散。
そのことをマネージャーに伝えると、何としてでも二人を仲直りさせてまたCiElとしてステージに立てるようにする。
だから待っていてほしいと言って彼は事務所に戻った。
意気込みも努力も私たちの為に動いてくれるのもありがたいが、どうしてかこの時ばかりは『解散』の二文字が頭から消えなかった。
「恋愛って面倒」
準備したご飯は美味しそうだったが食べる気を失い、山盛りサラダはそのままラップをして冷蔵庫へ。食後に楽しみにしていた桃のゼリーを隠すように。
そっか。
「お、おい! 星宮!」
CiElがなくなると分かって自然と溢れてきたのは怒りでも悲しみでもなく、止められない涙だった。
「澪は何て言ってるんですか」
「陽葵を面倒だって言ってな。CiElとして活動してもいいがその中に陽葵の存在が無ければと言っていた。陽葵がいるなら自分が抜けると」
「皆、結構自分勝手なんだね。周りのこととか一番に考えないといけないファンの存在とかそういうの無視して、一人の男を理由に解散とか。ダサいんんだけど」
二人がその気なら私が反対しても意味がない。
不仲のままCiElを続けてもファンに申し訳ないから。
「顔を上げてマネージャー。二人がその気なら解散するしかないよ。だってCiElは望月澪と春夏冬陽葵と星宮七海の三人でCiElだから。誰一人かけてはいけない。一人が辞めるなら皆でってグループ結成の時に約束したからさ」
望月の月と陽葵の陽、そして星宮の星。どれも空に関係するからグループ名がCiElになった。一人抜けて活動しても意味がない。夏休みの間に気持ちが変わらなければCiElは解散。
そのことをマネージャーに伝えると、何としてでも二人を仲直りさせてまたCiElとしてステージに立てるようにする。
だから待っていてほしいと言って彼は事務所に戻った。
意気込みも努力も私たちの為に動いてくれるのもありがたいが、どうしてかこの時ばかりは『解散』の二文字が頭から消えなかった。
「恋愛って面倒」
準備したご飯は美味しそうだったが食べる気を失い、山盛りサラダはそのままラップをして冷蔵庫へ。食後に楽しみにしていた桃のゼリーを隠すように。
