高校生でデビューし、世間に受け入れられた頃には二十歳になっていた。
少しずつ忙しくなり、それぞれの得意分野での活躍はもちろん、グループとしての活躍もどんどん増え、顔と名前を覚えてもらえるようになった。
私たちCiElのライブチケットは即完売。グッズもどれだけ沢山用意してもこちらも同じく完売し、自分たちで言うのは恥ずかしいが売れっ子の仲間入りを果たした。
嬉しい反面面倒なこともあり、ちょっとのことで週刊誌に撮られてしまうばかりか、友達だと思っていた人がネタを提供して裏切られたこともしばしば。
当時、現役の高校生だった最年少の春夏冬陽葵は周りが怖くなり、家族やマネージャー、メンバー以外の連絡先を一時的にブロックしてSNSも見なくなった。
それくらい周りが敵に見えてしまったのだ。
そんなある日――。
「意味分かんないんだけど! 私彼と付き合ってるってちゃんと雫ちゃんに話しましたよね!」
いつもはくだらない話で盛り上がっている楽屋ではテーブルを叩く音と、一番大人しい最年少の春夏冬陽葵の声が響いた。
口論の相手は清楚系で売り出そうとしていたのに週刊誌に男を手あたり次第食べていると書かれ、人気とキャラが崩壊した望月澪。
CiElはこの二人と私、星宮七海を含めた三人グループだ。
「えー? 冗談かと思ってたんだけど。だって相手二十五歳だよ? 陽葵いくつ?」
「じゅ、十九歳だけど歳とか関係ないから!」
化粧を落としながら鏡越しに二人の様子を黙って見ていると、どうやら澪の悪い癖が出てしまったらしい。いつもの様にイケメンに手を出していたら相手が陽葵の彼氏だったとか。
少しずつ忙しくなり、それぞれの得意分野での活躍はもちろん、グループとしての活躍もどんどん増え、顔と名前を覚えてもらえるようになった。
私たちCiElのライブチケットは即完売。グッズもどれだけ沢山用意してもこちらも同じく完売し、自分たちで言うのは恥ずかしいが売れっ子の仲間入りを果たした。
嬉しい反面面倒なこともあり、ちょっとのことで週刊誌に撮られてしまうばかりか、友達だと思っていた人がネタを提供して裏切られたこともしばしば。
当時、現役の高校生だった最年少の春夏冬陽葵は周りが怖くなり、家族やマネージャー、メンバー以外の連絡先を一時的にブロックしてSNSも見なくなった。
それくらい周りが敵に見えてしまったのだ。
そんなある日――。
「意味分かんないんだけど! 私彼と付き合ってるってちゃんと雫ちゃんに話しましたよね!」
いつもはくだらない話で盛り上がっている楽屋ではテーブルを叩く音と、一番大人しい最年少の春夏冬陽葵の声が響いた。
口論の相手は清楚系で売り出そうとしていたのに週刊誌に男を手あたり次第食べていると書かれ、人気とキャラが崩壊した望月澪。
CiElはこの二人と私、星宮七海を含めた三人グループだ。
「えー? 冗談かと思ってたんだけど。だって相手二十五歳だよ? 陽葵いくつ?」
「じゅ、十九歳だけど歳とか関係ないから!」
化粧を落としながら鏡越しに二人の様子を黙って見ていると、どうやら澪の悪い癖が出てしまったらしい。いつもの様にイケメンに手を出していたら相手が陽葵の彼氏だったとか。
