ロックフェスから始まった恋(前編)

天音side


心臓がうるさい。

初めて男の人に触れられた。

しかも相手は憧れの昴さん。

あたしは兄の部屋からTシャツとズボンを取った。


「これ、どうぞ...」


あたしはそう言ってリビングに戻った。

しばらくすると昴さんも来た。


「ココア入れてあるわよ」


ママが言った。


「ありがとうございます」


しばらく沈黙が続いた。


「なぁ」

「はい」

「天音の部屋、どこ?」

「言いません」

「見たい」

「嫌です」


そんなやり取りをしていたが押し切られてしまい、ついにあたしの部屋へ。