ロックフェスから始まった恋(前編)

「.......最悪や」


外を出た瞬間、土砂降り。


「タクシー呼ぼか」

「いや、あたしん家すぐそこなので...走りますよ!」


そう言ってあたしは走り出した。


「ちょっと待てって」


昴さんも走った。


「びっしょびしょやん...」


家に着いた。


「やだー、メイク崩れてる」

「見して見して」

「ほんとにやだ」

「天音ー?」


玄関で騒いでいるとママが来た。


「まだ起きてたの?寝ててって連絡したじゃん」

「あらやだ!デートだったの?ライブって言ってたじゃーん」

「お邪魔します、昴です」