ロックフェスから始まった恋(前編)

クリスマスが終わると再び忙しくなる。

昴はお正月ライヴ。

あたしはテレビ番組に呼ばれていた。


「またしばらく会われへんな」

「帰る家が一緒だったら寂しくないのかな」

「.......そんな可愛いこと言うなや。帰られへんくなる」


玄関で昴に抱きしめられる。


「.......よしっ」


あたしは昴さんからバッと離れた。


「離れたくなくなるからここでキッパリ!お互い、目の前の仕事に感謝して一生懸命やろうね」

「お前のそういうとこがすきや」


昴はクシャッと笑ってあたしの頭を撫でた。