ロックフェスから始まった恋(前編)

「ファンだから、一線越えちゃダメだって思って。すきにならないようにブレーキ踏んで...。こんなことならもっと早くにすきって言えばよかった、、」


昴さんの抱きしめる腕が強くなる。


「ごめん」


そして唇が触れた。

昴さんの口元のピアスがひんやり冷たい。


「すき。俺のもんにしたい。全部。初めて全部ほしい。ほんで俺の最後になってほしい。」

「キスは初めてじゃないです」

「え!?」

「だってこの前久遠さんが...」

「もうそれ以上言うな」


再び唇が塞がった。

月明かりが部屋に差し込む。

ゆっくり深くなっていくキス。