ロックフェスから始まった恋(前編)

天音side


コンコン__


「お取り込み中?」


ママの声だ。


「違うよ」


あたしはドアを開けた。


「もう終電終わっちゃったよ?」


そう言ってママは布団を持ってきた。


「「嘘...」」


あたしと昴さんは声が揃った。


「順番にお風呂入っちゃいなさい」

「いえ、僕タクシーで帰りますんで!」

「あら、天音の部屋じゃ嫌だったかしら」

「そんなことないです!ここで寝させて貰います!」

「よし」


ママはニコッと笑って出て行った。


「ママの挑発に乗っちゃ駄目ですよ、、」

「つい...」

「先お風呂入ります?」

「いや、風邪引いたあかんから天音が先入ってきて」

「わかりました」