わたしだけのサンタクロース




何?今の間。



迷惑だった?こんな芽依の気持ち。他に好きな女の子いたの?



「…は?え?何、え?」



「め、芽依?」



もう、芽依はほとんど泣き顔になっているのかもしれない。



そんな顔、イチに見られたくなくて思いっきり俯いた。



「ちょっと芽依、何言ってんの?」



焦っているイチ。そんなにこの想いを伝えたこと迷惑だったの?



堪えたいのに、堪えきれなくて嗚咽がこぼれた。



「うぅ"っ…」



「え!?め、芽依なんで泣くのっ!?」



「うえぇ"ー」



あぁ、本当に色気無い…。


イチの前で、もうみっともない自分見せたくなかったのに…。



「芽依ー何で泣くのっ!?」


だって、それは…



「だって、芽依、今からイチに振られちゃうんでしょー?」



「は?」