───って、えぇっ!?



2時15分!?



ヤバイっ!!ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ、やっばーい!!



今日の約束は4時だよっ!!


しかもここから歩いて20分かかる所だ。は?電車使えって?



っんなもん使えないっつの!!今日はクリスマスイブだよっ!?混むよ、混むよー恋人たちでいっぱいよー。



みんなラブラブよー。…芽依、他人の恋に興味ないし他人のラブシーンなんて鳥肌立つくらいキモい。



って、こんな事考えてる場合じゃねぇっ!!取り敢えず、ご飯食べなきゃ死ぬっ。


「ママぁっ、ごーはーん!!」



「自分が起きなかったのが悪いでしょっ!!」



「今夜パパと二人っきりにしてあげるからぁっ!!」



「あらぁ、本当にぃ♪…てアホか。何外泊しよーと思ってんの、この不良娘」



っち。うまくイケるとおもったのに…



「ママぁ」



秘技っ、捨てられた仔犬の眼差しっ!!(←意味が分からない)



「あーもぅっ、分かったから早く準備しなさいっ。ママに感謝しなさいよ!!」



「ありがとーママっ!!」



ママがキッチンに入ったのを見届けて、階段を二段飛ばしで駆け上がり二階の自分の自室に急ぐ。