白い檻。

ここの公園は、ほとんど誰も来ない。


来るとしても、週に一回来る、散歩している犬と飼い主ぐらいだ。


でも、今日は違う。


隣にサングラスをかけた男の人が座っている。


ちらっと見ると、顔はかなりイケメンで、モテる感じの人だ。


あっ。


私の視線に気づいたのか、その人は私の方を見て笑ってくれる。


どうすればいいかわかんなくって、笑い返す。


そうすると、その男の人がサングラスを外して私の方にぐぐっと移動する。

そして、笑いながら話す。


「どーしたの?お嬢ちゃん」



「えっと、現実逃避したくなっちゃって、!」


「そっかそっか。人生って、色んなことあるもんねー。」


私はこくこくと頷く。


「そんな、るりちゃんは頑張ってると思うよ!!」

そして、頭をぽんぽんされた。

知らない人に頭ぽんぽんされているのに、嬉しさがこみあげてくる。


「他にもっと頑張ってる人いるし、頑張ってるっていうか逃げてるっていうか、、」


「まぁまぁ。ところで、さっき死にたいって、思ってたよね、?」


ええっ、なんでバレてるの、、、


「え、まぁ、思ってました。なんで、分かったんですか!?」


「んー、まぁそれはねー。」


ん、、?



するとその人は、ハンカチを取り出し、私の口と鼻を隠した。


ええええ、ちょっ!!


私は必死に抵抗する。



これは明らかに " ヤバいやつ " だからだ。



どう対抗しても、その人は力をもっと加えていく。


む、何この匂い。。




頭がくらくらする。




どんどん視界が暗くなっていくばかり。



ここで意識が途切れた。