E p i s o d e 3
次の日の昼休み。
私は机に座って、お弁当を開けていた。
すると――
「愛桜!!」
美咲がすごい勢いで教室に入ってきた。
周りもなんだなんだとなっている。
「え、ど、どうしたの?」
私はびっくりして顔を上げる。
美咲は私の机の前に来て、スマホを見せた。
「見てこれ!!」
画面には、ある文字が大きく表示されていた。
💎 ジュエリング Spring Live 開催決定!
「え……!」
私は思わず声を上げる。
「ライブ!?」
美咲は興奮した様子でうなずく。
「そう!!」
「3月にあるんだって!」
私はスマホの画面をじっと見た。
そこにはジュエリングのメンバーの名前が並んでいる。
💙 Aqua
❤️ Rui
💜 Amu
💛 Shino
💚 Ema
🩷 Momo
胸がドキッとする。
「Aquaくんも……出る」
美咲はにやっと笑った。
「だからさ、春休み一緒に行こ?」
私は少し戸惑う。
「で、でも……チケットとか……」
美咲は自信満々に言った。
「大丈夫!、もう応募したから!」
私は少し迷ったあと、小さくうなずいた。
「……行きたい」
美咲はすぐに笑った。
「よし決まり!」
「春休み、ライブだね!」
私はスマホの画面をもう一度見た。
💙 Aqua
(会えるんだ……)
そう思うと、胸が少し高鳴った。
数日後。
放課後。
私は鞄を持って教室を出た。
美咲は先生に呼ばれて、まだ教室に残っている。
「先帰ってていいよー!」
そう言われたから、私は一人で帰ることにした。
廊下を歩いて、階段へ向かう。
窓の外はもう夕方で、オレンジ色の光が差し込んでいた。
私は階段を降りようとする。
そのとき――
足を踏み外した。
「っ……!」
体がぐらっと前に傾く。
(落ちる……!)
そう思った瞬間。
ぐいっと腕を引かれた。
「危ない」
低い声。
私は驚いて顔を上げる。
そこにいたのは――
如月 凛。
私の腕をつかんで、体を支えていた。
「大丈夫?」
少し高めの優しい声。
「ぁ……」
私は顔が一気に熱くなる。
「す、すみません……!」
凛は小さくため息をついた。
「ほんと危ないよ」
「階段でこけたら普通に怪我するから」
私は慌ててうなずく。
「ごめんなさい……」
凛は私の腕を離しながら言った。
「謝らなくていいけど」
少しだけ笑う。
「ドジだね」
「っ……」
私は何も言えなくなる。
凛は階段を一段降りながら振り返った。
「気をつけて」
そう言って、下の階へ降りていった。
私はその背中を見ながら、胸を押さえた。
(びっくりした……)
でもそれ以上に。
さっき腕をつかまれた感触が、まだ残っていた。
次の日の昼休み。
私は机に座って、お弁当を開けていた。
すると――
「愛桜!!」
美咲がすごい勢いで教室に入ってきた。
周りもなんだなんだとなっている。
「え、ど、どうしたの?」
私はびっくりして顔を上げる。
美咲は私の机の前に来て、スマホを見せた。
「見てこれ!!」
画面には、ある文字が大きく表示されていた。
💎 ジュエリング Spring Live 開催決定!
「え……!」
私は思わず声を上げる。
「ライブ!?」
美咲は興奮した様子でうなずく。
「そう!!」
「3月にあるんだって!」
私はスマホの画面をじっと見た。
そこにはジュエリングのメンバーの名前が並んでいる。
💙 Aqua
❤️ Rui
💜 Amu
💛 Shino
💚 Ema
🩷 Momo
胸がドキッとする。
「Aquaくんも……出る」
美咲はにやっと笑った。
「だからさ、春休み一緒に行こ?」
私は少し戸惑う。
「で、でも……チケットとか……」
美咲は自信満々に言った。
「大丈夫!、もう応募したから!」
私は少し迷ったあと、小さくうなずいた。
「……行きたい」
美咲はすぐに笑った。
「よし決まり!」
「春休み、ライブだね!」
私はスマホの画面をもう一度見た。
💙 Aqua
(会えるんだ……)
そう思うと、胸が少し高鳴った。
数日後。
放課後。
私は鞄を持って教室を出た。
美咲は先生に呼ばれて、まだ教室に残っている。
「先帰ってていいよー!」
そう言われたから、私は一人で帰ることにした。
廊下を歩いて、階段へ向かう。
窓の外はもう夕方で、オレンジ色の光が差し込んでいた。
私は階段を降りようとする。
そのとき――
足を踏み外した。
「っ……!」
体がぐらっと前に傾く。
(落ちる……!)
そう思った瞬間。
ぐいっと腕を引かれた。
「危ない」
低い声。
私は驚いて顔を上げる。
そこにいたのは――
如月 凛。
私の腕をつかんで、体を支えていた。
「大丈夫?」
少し高めの優しい声。
「ぁ……」
私は顔が一気に熱くなる。
「す、すみません……!」
凛は小さくため息をついた。
「ほんと危ないよ」
「階段でこけたら普通に怪我するから」
私は慌ててうなずく。
「ごめんなさい……」
凛は私の腕を離しながら言った。
「謝らなくていいけど」
少しだけ笑う。
「ドジだね」
「っ……」
私は何も言えなくなる。
凛は階段を一段降りながら振り返った。
「気をつけて」
そう言って、下の階へ降りていった。
私はその背中を見ながら、胸を押さえた。
(びっくりした……)
でもそれ以上に。
さっき腕をつかまれた感触が、まだ残っていた。
