先輩×後輩



桜高。
正式名称、国立桜ヶ丘高校。
この桜ヶ丘高校は、昔からある大きな学校。
でも、とっても綺麗な高校だった。

コンクール等にも良く参加していて、とても有名な学校だ。
知らない人は、多分ほとんどいないだろう。
そして、桜高の生徒=頭が良い。
そんな印象もあった。

廊下も教室も、とにかく綺麗で、制服もかわいかった。
教育設備も整ってて、学校内に塾もあった。
桜高の生徒のみが通える、低額な塾。

これだけの学校となると、もちろん入学費は高い。
偏差値も高い。
そんな学校に、あたしは行く事になったのだ。



そもそも、桜高に行きたかった理由。
それは、ある人に会いに行くためだった。


近くの公園で、サッカーをしているある人に、あたしは憧れていた。
何回か話した事もあって、その人と一緒にサッカーをしていた人に、芽衣は憧れていた。

あたしの憧れの人…
その人は、上山正大。



そして、芽衣が憧れている人は
佐久間亮介。




そして、しばらく経ち、今にいたるのであった。


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