試験結果発表の日―――
桜高を受けた親友3人と試験結果を見にいった。
「じゃあ…うちから見るね…」
そう言ったのは、由羽。
由羽は、この中で1番頭が良い。
3年生になってからの試験は、いつも10位以内に入っていた。
「629…629…あ…あった…!!あった!!」
「きゃー!!!由羽!!由羽おめでとう~!!」
3人で、思いっきり抱き合った。
「じゃあ次は…私ね…」
次は芽衣の番だ。
芽衣は、2年生までは遊んでたけど、3年になって人が変わったように
勉強に集中していた。
きっと…芽衣は受かるはず…。
「502、504…508…5…513!!あった!!513!!」
「芽衣~!!!すごいよ芽衣ー!!」
「残るは…あたしだけだね…」
不安がいっぱいで、今にも崩れてしまいそうだった。
2人は、あたしの様子に気づいたのか、強く手を握ってくれた。
「大丈夫だよ。3人で一緒に桜高行くんだから!!」
「芽衣…」
「美莉…絶対3人で行こうねっ」
「由羽…うん・・・」
「3人で…桜高行こうね…!!!」
勢い良く、顔を上げる。
3秒、目を閉じた。
大丈夫。大丈夫…。
ゆっくり目を開けて、自分の番号を探す。
「587…589…あった…!!592あった!!」
「「「きゃー!!!!」」」
3人で大騒ぎしながら、号泣した。
桜高を受けた親友3人と試験結果を見にいった。
「じゃあ…うちから見るね…」
そう言ったのは、由羽。
由羽は、この中で1番頭が良い。
3年生になってからの試験は、いつも10位以内に入っていた。
「629…629…あ…あった…!!あった!!」
「きゃー!!!由羽!!由羽おめでとう~!!」
3人で、思いっきり抱き合った。
「じゃあ次は…私ね…」
次は芽衣の番だ。
芽衣は、2年生までは遊んでたけど、3年になって人が変わったように
勉強に集中していた。
きっと…芽衣は受かるはず…。
「502、504…508…5…513!!あった!!513!!」
「芽衣~!!!すごいよ芽衣ー!!」
「残るは…あたしだけだね…」
不安がいっぱいで、今にも崩れてしまいそうだった。
2人は、あたしの様子に気づいたのか、強く手を握ってくれた。
「大丈夫だよ。3人で一緒に桜高行くんだから!!」
「芽衣…」
「美莉…絶対3人で行こうねっ」
「由羽…うん・・・」
「3人で…桜高行こうね…!!!」
勢い良く、顔を上げる。
3秒、目を閉じた。
大丈夫。大丈夫…。
ゆっくり目を開けて、自分の番号を探す。
「587…589…あった…!!592あった!!」
「「「きゃー!!!!」」」
3人で大騒ぎしながら、号泣した。
