先輩×後輩

カラカラと、自転車をひいて校門まで行く。
何だったんだ??あれ。
告白??

なーんてね。
入学式に告白は無いよねっ
まぁあたしにはどうでも良い事だけど。


校門について、健を待つ。
「あー…まだかなぁ」

遅いよ…健。
もう5分も経ったー…。
いつまで話してんのよー!!



『あれ??川原??』
「あっ上山先輩!!」
『よっ』
「どおもっ」
『どうしたの??誰か待ってる??』
「健の事待ってるんですけど、遅いんですよー」
『健って朝一緒にいた彼氏くん??』
「彼氏じゃないですってば!!」
『あはは。冗談だよ』
「ふふ♪」

それから、上山先輩と数分話していると、向こうから女の先輩が来た。
「上山~」
『笹木??』
「何ー、彼女??(笑)」
『ちげえよっ!!』
「なーんだ♪」
『川原、こいつには気をつけな!!』
「え…??」
「よろしくね♪私、笹木香代」

先輩は、ニッコリ笑ってあたしに手を差し出す。
「あっ、どうも!!川原美莉です」
「美莉って呼ぶね♪私の事は"香代先輩"って呼んで」
「はいっ!!」

香代先輩は、とっても優しそう。
上山先輩とも仲良さそうだし…。
きっといい人だよね♪