何を言ったか知るのは諦めるか…と思っていたところ、慧斗先輩が何かを思い出したような素振りを見せた。
「おい皐月、自己紹介しとけ」
「その様子じゃ名前すら言ってないんだろ?」
確かに。名前も言われてねーや。
てか今思い出したけど、名前…俺この人達に言ってねぇよな?なんで知ってんだろ……
「あー確かに、言ってねぇ!!」
「でも初めまして的な感じて話すの、なんか嫌なんだけどー!」
「しょうがないだろ。ほら、真が困ってる」
今の会話に、少し違和感を覚える。
だけど考えきる前にヤンチャ男が自己紹介をし始めた。
「オレは飛葉 皐月!中学2年生な〜!」
ピースサインを作りながら名前と学年を言う、ヤンチャ男…飛葉。てか俺より年下なのな。年上に対する態度としてはどうかと思うが、そういう奴だと思っておく。
「あ、それと…」と、飛葉がもう一度口を開く。
なんだろう。自己紹介って言ってたし、趣味とか好きな食べ物とか言おうとしてんのかな?
ただ、コイツは俺の予想を軽々しく裏切っていった。
「朱雀 真。お前のチームメイト!」
……………は。
「はぁ!?」
