ただいま、チームで取り合い中。



今日は土曜日。
バトルの前日…という言い換え方をすると、俺は凄く憂鬱だった。

水曜日から、俺の平凡で楽しかった日々は遠のき…ハチャメチャな日々へと変わった。
帰り道での皐月と霧は相変わらずバチバチ…ここまでは火曜日まで一緒だった。

なのに木曜日から、なんか慧斗さんまでそのバチバチな空気に入ってきてるんだよな。

例えば……


「っち、だからなんでお前は…!!」

「それはこっちが言いたいんだけど。俺は毎週、休みの日にザクと遊んでるの。割り込んできたのはそっちね?」

「…毎週?今までか?」

「はい。“毎週”です」


今、俺の前で繰り広げられてるこの会話とか。
慧斗さん…口角を上げてるけど、目がピクピクしてる感じがする。なんとなく。


いつもは霧と遊んでる土曜日だけど、平日が濃すぎたから身体を休めるために家でダラダラ…するはずだった。

だけど教えてもない家に凸ってきた皐月に、遊びに誘われたのだ。

まぁ…断ろうとしたけど、餌を待つ犬みたいなつぶらな瞳で見つめられた俺は結局外へと足を運んだ。

そしたら慧斗さんもいて、少し歩くと“偶然”霧がいた。すげー偶然だよな、ほんと。


目的地…って言っても俺はどこ行くか知らないけど、そこまでの道のりを歩いてるとき俺は今日のことをぼんやりと振り返っていた。まぁ今日は始まったばかりだけど。

それで、1つ。昨日の出来事を思い出した。

_________母さんと話したことを。