真は、クールに見えて感情豊か。
暴力的なことが大嫌いで、誠実で真っ直ぐ。
皐月は、元気で情熱的。
誰かのために1人で突っ走ることがある、優しい人。
そして…あーくん。
ちなみにあーくんは、皐月の考えた呼び方だ。
本名は二階堂 希空。
どこかふわふわしてる、ガラスのハートの持ち主。
でも誰に対しても分け隔てなく接する。
こんな裏の俺を知らずに、純粋な瞳で見つめてくる彼ら。親よりも信用してると言えるかもしれない。
大切で、代わりのいない…チームメイト。
ただ…だからこそ、彼らに“良い人”って言われると心が痛む。
まぁ良い人を演じてるから。自分なりの良い人になりきってるから、そう言われるのは当たり前。
それなのに……
「…胸糞悪ぃ」
心の奥底にある黒い気持ちを抱えて、ここまできた。
もう…表になんて出せない。
そんな俺が大嫌いだった。
…でも、もうそれでいい。
今は________
「真たちだけは…何があろうと譲らない」
例えどんな卑屈な方法を使おうが、絶対に傍にいると決めた。
…実は、無理やりにでも真の記憶を取り戻す方法を少し考えていた。
でも皐月はバトルに関して譲らない感じを出してたし、真に辛い思いもして欲しくない。
それは最終手段として取っておくことにして、バトルに賛成した。
「きっと、真が戻ってきたら…希空も帰ってくる」
そしたら…前みたいに4人で平和に暮らす日が戻ってくる。
俺は放り出した眼鏡を掴み取り、机の上へと置いた。何も壊れないように、丁寧に。
『慧斗さんは優しいし_______』
ごめんな、真。
俺は、チームメイトの為なら手段を選ばない。もしものときは、暴力だって奮ってしまう……お前の一番嫌いな奴だ。
