ただいま、チームで取り合い中。





次の日。


「霧…?どした、話って……」


昼休み。俺と霧は、今や使われていない空き教室へと来ていた。
朝、霧に「話がある」と言われて俺はずっとソワソワしていた。だからやっと話を聞いてやれる。

…あ、ちなみに昨日のことは忘れることにした。
あんな濃い一日を抱え込んだら、メンタル持たねぇし。
もしアイツが来ても、逃げ足が取り柄である俺はすぐに逃げてやる…って違う!霧の話を聞かねぇと!


「今から話す内容は、ザクすっごい驚くと思う」

「…あぁ、わかった。どんな話でも受け止める」


俺がそう言うと、霧は困ったように微笑んだ。よく見れば、拳が小刻みに震えている。きっと怖いのかもしれない……


「…あの、ね」


霧が何かを言おうと、口を開きかけたとき…ガラッと大きな音をたてて、扉が勢いよく開いた。
そこにいたのは……


「やっぱいた!真ー!!」

「っは、飛葉!?」


俺が忘れようとしていた、張本人だった。