ただいま、チームで取り合い中。


神内(こうのうち)学園。この学園には“何人1組でもいいから、誰かとチームを組む”という謎の校則があった。
もしチームを卒業まで組まなければ、留年なんてウワサもある……

だが、中学3年生である俺…朱雀(すざく) (しん)は今まで誰ともチームを組んでいなかった。もちろんそれは、現在もだ。


「そんな校則違反で留年なんて、勘弁してくれ」


でもまぁ大丈夫だろ、とチームを組まずに日常生活を送っていると…。


「やっと会えた、オレのチームメイト!」
「真…俺らのこと思い出してくれるか?」
「…真、ごめんね」


知らない男子が声をかけてきて?
いやいや、誰だよ!?俺チームなんて組んでねぇし!
てか思い出すって…?


「ザクは覚えてないかもしれないけど、俺らチームメイトだったんだよ?」


更には、いつも仲良くしていたクラスメイトまで“チームメイト”だと言い張ってきて…

だーかーら!俺はチームなんて組んでねぇって!今までもこれからも、俺にチームメイトはいない…そうだよな?