拝啓。この気持ちに気づく前の君へ。

それでも、専門では勉強を頑張る。

そう自分で決めた目標を見失うことは嫌だった。

周りに流されるような弱い自分にはなりたくなかった。

バイトの休み時間、片道2時間の通学路。

家に帰ってから寝る時間を削って生み出した1時間。

僅かな時間を見つけて、我武者羅に勉強をした。

絶対クラストップの成績をとってやる。

先生が授業をしてくれないなら、自分で勉強すればいい。そう思った。

休み時間もずっと勉強しているようなやつ。

クラスで浮くには充分だった。

私に話しかけてくれる人は、去年から同じクラスだった4人だけだった。

なんの問題もない。友だちなんて作るだけ無駄だし。

勉強の邪魔だし。それに、、もう卒業だし。

そう思っていた。


そんな風に思っていた時だった。

私があなたに出逢ったのは。